字間アタック

バイト先で一番かわいい女の子(16歳)が、レジで小学生に「スマイルください」の波状攻撃をされて困っていた。僕なら真っ先にあのガキ共を蹴っ飛ばしてやるのに、バイト先で一番かわいい女の子(16歳)は本当に困った様子で応対していた。バイト先で一番かわいい女の子(16歳)はずいぶん長い間とてもていねいに受け答えをしていたが、小学生の群れはひとしきり騒ぎ終えると、走ってどこかに消えてしまった。バイト先で一番かわいい女の子(16歳)はちょっと苦笑いをして厨房の奥へ引っ込むと、すぐさま、友達に向かって吐き捨てた。
「あのガキ共がぁぁぁあああ」
バイト先で一番かわいい女の子(16歳)が、まさかそんな！…言葉を聴いた瞬間、僕はショックでめまいに襲われそうになり、裏切られたような気がして悲しくなった。でもしばらくして、逆になんだか納得したような気持ちになった。なぜなら、僕はアイドルオタクなのだ。僕はアイドルオタクで良かった。僕は小学生です。僕はあのガキ共のように、レジのカウンター越しに見える女の子の笑顔を愛している。


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青葉小学校の銅像を見てピンとくるベリヲタも少ないように思う今日このごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。自分は今さら借りた松浦亜弥のアルバムを聴きながら年を越しました。(dearestは泣ける。すごいや。)2007年を迎えても僕は相変わらず、文字を重ねるほどに薄っぺらく、熱く燃えるほど独りよがりに、自己満足なオナニーブログを書き殴っています。
えっと、それで、キョトシの目標を書きます。
真面目に書くけど、オナニー以上のテキストサイト。何かが生まれる、くまいちゃん系テキサイ。狙わない字間からケミカルな連鎖反応が起きるとき、木々の間を縫うように放った熱量が誰かの心に触れるとき、ヲタブログは初めて自慰行為を超えるんだ！そして何より、４月１日さいたまスーパーアリーナの客席を埋めること。